こんにちは、ゆうなです。
みなさんは、チャッピー、パプちゃんという言葉、聞いたことはありますか??
最近良く耳にする様になった言葉、これらはすべて「回答エンジン」と言われるAIなんです。
回答エンジンとは?
回答エンジンAIとは、人工知能(AI)技術を活用し、ユーザーが入力した質問に対して最適な回答を直接生成・提示するシステムです。従来の検索エンジンがウェブサイトのリストを表示し、ユーザー自身が情報を探す必要があったのに対し、回答エンジンAIはAIが膨大なデータをもとに質問内容を理解し、必要な情報を要約して一度の検索で具体的な答えを提供します。
正式名称はそれぞれ「Perplexity.AI(パープレキシティ・エーアイ)」、「ChatGPT(チャットジーピーティー)正式名称:「Chat Generative Pre-trained Transformer」、「Felo(フェロー)」です。
私も毎日のように使っています。使い方がわからない、これとこれの違いは?、など質問すると瞬時に答えを返してくれます。インターネット上の情報をまとめてから答えてくれるので、回答を読むだけで何度も検索ページを回る時間を短縮でき、とても効率的です。
最近では、Genspark、2024年~Genspark、有料会員向けですがChatGPT Search(会話型AI+リアルタイムWeb検索)や、2025年米国で試験提供が始まったGoogle AIモード(Gemini 2.0搭載、マルチモーダル対応、AIによる要約・推論)などがあります。

どんな違いがあるの?
回答AIと言っても、今やたくさんの種類があり、それぞれのAIには得意、不得意があります。
ここで名前が出ている、ChatGPT、Perplexity、Feloの得意なこと、不得意なことをまとめます。
chatGPT
得意なこと | 不得意なこと |
---|---|
会話・コミュニケーション (質問への回答、雑談、相談対応) | 最新情報・リアルタイムデータ (学習済みデータの範囲でしか回答できず、時事ニュース、トレンド、直近のイベントには対応できません) |
文章作成・創作 (小説、詩、ビジネス文書、メール、プレゼン資料作成) | 計算・正確な数値 (専門分野の正確な情報) |
要約・校正 (長文要約、誤字脱字チェック、表現の修正) | 個人情報・パーソナライズ (個別の体験、個人データ) |
翻訳 (多言語翻訳、外国語学習サポート) | 感情理解・共感 (慰め、共感、複雑な人間関係) |
プログラミング支援 (コード生成、バグ修正、デバッグ、プログラム解説) | 抽象的・複雑なルール (なぞなぞ、柔軟な思考が必要なクイズ) |
アイデア出し (企画案、ネーミング、イベント案、ブレインストーミング) | 主観的意見・価値判断 (強い主観や個人的評価) |
学習・知識提供 (歴史、数学、科学、語学などの学習支援) | ハルシネーション(誤情報生成) (実在の人物・事件・作品等の誤情報) |
コンピュータ操作 (操作方法アドバイス、トラブル解決) |
*「ChatGPT」は「一般的な知識や既存データに基づくテキスト生成」が非常に得意ですが、「個別性・感情・リアルタイム性・創造性」など人間特有の要素には限界があります。
Perplexity
得意なこと | 不得意なこと |
---|---|
最新情報の検索・提供 (インターネットからリアルタイムで最新情報を取得し回答) | 創造的タスク (既存情報の検索や要約には強い一方で、オリジナルの物語・詩・独自アイデアの創作は苦手) |
情報源・出典の明示 (回答ごとに参照元を明記し、信頼性を担保) | 日本語対応の精度 (英語より精度が低い、不自然な表現や英語で返されることもある) |
複雑な質問・文脈理解 (単純な応答だけでなく、文脈を踏まえた深い質問にも対応) | 情報元・質問文の品質依存 (情報元が誤っていると誤答、曖昧な質問にも弱い) |
多様な検索モード (学術論文、計算、動画、コミュニティなど用途別に検索範囲を絞れる) | 個人化・長期学習の制限 (詳細なパーソナライズや長期履歴に基づくアドバイスが困難) |
要約・推論機能 (複数情報源をまとめて要約し、推論で最適解を導く) | クリエイティブな文章生成 (新規コンテンツ作成は他AIに劣る) |
幅広い活用シーン (企業調査、レシピ、旅行プラン、学習、ビジネスなど多用途で活躍) | オフライン利用不可 (インターネット接続が必須) |
*「Perplexity AI」は、単にウェブから情報を集めるだけでなく、複数の情報源の内容を要約し、質問に対して推論を行いながら答えを導きます。
「信頼できる最新情報を素早く、根拠とともに手に入れたい」というニーズに特に強いAIです。
「調べもの」「要約」など既存情報の検索には非常に強いですが、上記のような分野では他のAIサービスと併用するのが良いと思います。
Felo
得意なこと | 不得意なこと |
---|---|
多言語検索 (日本語・英語など複数言語で世界中の情報を検索) | シンプルな検索 (一般的なシンプル検索はPerplexityなど他のAI検索エンジンの方が得意) |
SNS情報の収集・分析 (SNSから最新トレンド情報を抽出) | 記事化や文章生成の叩き台作成 (Gensparkの方が記事化や文章生成の叩き台作成に向いている) |
プレゼンテーション自動生成 (検索結果からスライドを自動作成。10秒で10枚以上のスライド生成) | 質問の質に依存するスライド生成 (スライド生成は便利だが、内容は入力した質問の質に大きく左右されるため、そのまま使うには工夫が必要) |
対話型検索・自然言語処理 (会話形式で追加質問や深掘り検索が可能) | 知名度や情報の信頼性 (SNS中心のため、情報の精度や信頼性に課題が残る場合がある) |
マインドマップ自動生成 (検索結果からマインドマップを自動で作成) | 特定ジャンルとの相性 (ゲームやSNSトレンドなどSNSと相性が良いジャンルは強いが、それ以外はSNSからの引用が減る傾向) |
情報の深層検索 (キーワードだけでなく文脈を読み解き、多層的に情報を探索) | SNS以外の情報ソースの活用 (SNS情報に強いが、ビジネスや市場トレンドなどは他AIの方が専門的な情報を引きやすい場合がある) |
高精度な検索・要約 (関連性の高い情報を要約して提示) |
*「Felo」は、質問に対してAIが最適な答えをまとめてくれる、次世代の多機能検索AIです。
それぞれの使い道
それぞれの得意、不得意を見てきたわけですが、こんな時はこれを使っているという使い道を紹介します。
chatGPT
chatGPTの特徴を一言で表すと、「人間のように自然で高度な対話ができるAI」です。
チャット形式で質問や指示をテキスト入力するだけで、即座に回答や文章が得られます。具体的で明確な指示を出すとより良い結果が得られます。日常生活からビジネスまで幅広く活用できます。
chstGPTは個人的な悩み相談も聞いてくれて、友人や家族に話しにくい内容や、深夜にふと湧き上がる不安・悩みも、気兼ねなく何度でも相談できる良き相談相手です。何度も相談していると、過去に質問した事も覚えてくれていたり、質問するたびに、仲の良い友人になっていくような気がしています。
そして私が良く子どもたちと使用しているのが、写真をイラストに変換する使い方です。写真を「質問してみましょう」の枠にドラッグアンドドロップし、「イラスト風にして」とお願いすると3分ほどでイラストに変換してくれます。
指示を細かく(背景の〇〇を抜いて、みんな笑顔にしてなど)することも可能です。

家族でお花見に行った写真をイラストにしてみました。
次は、「ジブリ風にして」とお願いしてみました。

お友達と遊んだときの写真です。後ろの背景まで詳細にイラストにしてくれています。
また、自分で作成した文章のチェックなどもchatGPTにお願いしています。文章を送ると、誤字脱字・表現・文法・読みやすさをチェックして、添削やアドバイスも伝えてくれます。
Perplexity
Perplexity AIの特徴を一言で表すと、「最新のインターネット情報をリアルタイムで検索、要約できる対話型検索AI」です。
Perplexity AIは、質問を入力するだけで、複数の信頼できる情報源から回答を生成し、引用元も明示してくれる最新のAI検索サービスです。単なるキーワード検索ではなく、文章の意味を理解して分かりやすく回答します。
仕事では、調査・資料作成・アイデア出し・専門情報の収集に使用できます。他にも、個人的な使い方では、冷蔵庫の中身からレシピ提案、旅行プラン作成、創作ストーリー生成などがあります。スマホアプリでは日本語音声入力にも対応しています。
まずは気軽に「〇〇の使い方を教えて」や「〇〇と△△の違いはなんですか?」などと気軽に話しかけてみてください。
Felo
Feloの特徴を一言で表すと、「多言語対応とリアルタイム要約機能を備えた、日本発の次世代AI検索エンジンで、広告なしで高精度かつ効率的に情報収集と資料作成を支援するツール」です。
「情報を素早く効率的に集めて整理したい」「説得力のある資料やコンテンツを短時間で作りたい」ときに最適なAIツールです。
Feloは、生成AIを活用したAI検索エンジンですが、単なる検索だけでなく「チャット型」で日常会話や情報収集ができる点が大きな特徴です。
会話を続けることで回答をさらに深掘りしたり、追加の質問も自然に行えます。
iOSアプリの「Feloボイス」機能では、音声入力を使って気軽に日常会話を楽しめるようになっています(ベータ版)。
プレゼン資料、マインドマップ、レポート・記事・コラム、ビジネス資料・会議資料の作成などビジネスで活躍する場面が多くあります。
PowerPoint(PPTX)やPDF形式で自動生成してくれます。テンプレートも200種類以上の中から選択でき、デザインや内容のカスタマイズも可能です。これらの資料を「検索→自動生成→カスタマイズ」の流れで短時間かつ高品質に作成できるため、ビジネス・学術・コンテンツ制作など幅広いシーンで活用されています。
そして、Feloは日本の会社が開発したサービスです。日本語を含む多言語対応や日本市場に特化した機能が強みです。開発の背景には、日本語ユーザー向けのAI検索エンジンが不足していたことがあり、日本国内のニーズに応える形で誕生しました。
無料プランと有料プランの違いは?
それぞれに無料プラン、有料プランの用意があります。ここでは無料プランと有料プランの違いを見てみましょう。
cahtGPT
無料プラン | 有料プラン(ChatGPT Plus) | |
---|---|---|
料金 | 無料 | 月額20ドル(約3,000円) |
利用回数・制限 | GPT-4oは1日3時間・回数制限あり | 制限が緩和・優先接続 |
入力・出力文字数 | 入力:約2,000~10,000文字 出力:約2,048文字 | 入力:約25,000文字 出力:約25,000文字 |
応答速度・安定性 | 混雑時は遅くなったり、エラーが出やすい | 優先処理で高速・安定 |
画像生成 | 1日3枚まで | 無制限 |
Webブラウジング | 一部制限あり | 可能 |
商用利用 | 原則不可 | 可能(契約内容による) |
新機能の早期アクセス | なし | あり |
無料プランは「日常的なチャットや文章生成」には十分ですが、「ビジネス利用」「高度な機能」「安定した利用」を求める場合は有料プランが推奨されます。
Perplexity AI
無料プラン | 有料プラン(Pro) | |
---|---|---|
料金 | 無料 | 月額20ドル/年額200ドル |
Pro Search回数 | 1日3~5回まで (4時間ごとに3回など制限あり) | 1日300~600回以上(実質無制限) |
ファイルアップロード | 1日3回まで | 無制限 |
画像生成 | ❌️ | DALL-E 3など高性能モデルで可能 |
Pages(ドキュメント化) | ❌️ | ⭕️ |
サポート | 基本サポート | Discordチャンネル&優先サポート |
データプライバシー | 標準 | 標準 |
手軽に情報収集したい人やライトユーザーは無料プランで十分ですが、大量のリサーチ・クリエイティブな作業をしたい人には有料プラン(Pro)が圧倒的におすすめです。
Felo
無料プラン | 有料プラン(Pro) | |
---|---|---|
料金 | 無料 | 月額2,099円〜 |
プロ検索回数 | 1日5回まで | 1日300回まで |
ファイル分析 | 1日3回まで | 無制限 |
PPT作成 | 1日3回まで | 無制限 |
音声メモ | 1日30分まで | 月600分まで |
深掘り・応答 | ❌️ | ⭕️ |
新機能優先体験 | ❌️ | ⭕️ |
無料プランは、日常的な調べものやAI検索を手軽に試したい人向け。有料プランは、AIによる高度な情報収集・分析や大量の検索、最新AIモデルの活用が必要なビジネス・学術用途におすすめです。
検索AIは従来の「キーワード検索」から「対話型・推論型」へと進化しつつあります。
Google、OpenAI、Perplexityなどが競争を繰り広げており、今後はさらに多様な機能や個人最適化が進むと予想されます。
新しい検索AIは、従来の検索エンジンを超えた直感的・対話的な体験を提供し始めています。今後も各社の技術競争と機能拡張により、より高度でパーソナライズされた検索体験が期待されます。
これから
これからは、調べ物をするときに「ググる」ではばなく、「チャッピる」「パプる」という方が定着する時代が来るのかもしれません。
AIを便利に使ってみてはいかがでしょうか??
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